カチカガク

ごあいさつ

 「亀ケ崎のおもしろ広場でできる新しいイベントのアイディアない?」「奥野先生の科学教室、楽しいし手伝いをしてみない?」たまたま同時期に、こんな声を掛けられました。
 そこで奥野先生に直談判に行き「おもしろ広場に来てくれませんか?」と聞いたところ、快く引き受けてくださいました。残念ながら海外出張とおもしろ広場の日程が重なり奥野先生は亀ケ崎に来れないのですが、3Dプリンターをお借りすることができました。
 その後はとんとん拍子で話が進み、山形大学内での賛同者が増えたことで大学の登録サークルになり、先生の勧めで申請した「令和7年度若者がつなぐ・つながる地域おこし推進事業」の採択も受けました。
 酒田の学生にも協力してもらえるようになりました。

 様々なところで良い企画だと言ってもらえますが、別々の場所で行われていた子供たちのための事業を繋げただけで、この事業が評価されるのは元々の活動が素晴らしかったからだと考えています。
 小学生のためにおもしろ広場を開催していた亀ケ崎コミュニティ振興会、港南コミュニティ振興会の皆さんが、地域出身の一学生の話に耳を傾けて、協力してくださったからできた事業です。
 子供たちのために科学教室を開催していた奥野先生が、地元の子供のために科学実験教室を開催したいという願いを聞き、助けてくださったからできた事業です。
 酒田第三中学校では「三コミ活動」という、中学生が自治会等に参加する地域活動が推奨されています。この事業も三コミ活動として中学生に協力してほしいとお願いしたところ、ボランティア募集に協力してもらえることになりました。三中の理解があったからできた事業です。

 協力してくださる皆さん、見守ってくださる皆さんのおかげで、事業を進めることができます。心から感謝しています。
 地域や子供たちの助けになるよう活動を続けていきますので、これからも皆さんよろしくお願いします。

  「カチカガク」代表 上田明里

徒歩で行ける科学教室について

「徒歩で行ける科学教室」の名前

科学教室に「徒歩で行ける」と付いているのは、小学生が自分の意志で参加できることを大切にしているからです。
科学の楽しさ、理系の奥深さを知っている先輩として、地元の子供たちに科学に興味を持ってもらいたいと思って、この事業を計画しました。
私たちの身近な現象を科学の目で見ると、色々見え方が変わってきます。
新しい世界の扉を開けてみてくださいね。

「おもしろ広場」での教室開催の意義

「おもしろ広場」は港南・亀ケ崎コミュニティ振興会が共催する、長年続いてきた事業です。
亀ケ崎小学校の学区内(徒歩圏内)で行われ、チラシは全児童に配布されるため、「徒歩で行ける科学教室」の趣旨にぴったり合っています。
しかも、地域のコミ振が主催する重要なイベントです。
私たちは今年5月に立ち上げたばかりのまだまだひよっこな団体なので、自前でイベントを開催しても来てくれる人が少ないことが予想されます。
港南・亀ケ崎両コミ振さんの胸を借りて事業に参加させてもらうことで、一人でも多くの子供たちに科学体験を届けたいと考えました。

「カチカガク」の名前の由来

「徒歩で行ける科学教室」を行うために、この団体が作られて、運営システムも考えられています。
最初に考えた団体名は「ときょ」【と(ほでいけるかがく)きょ(うしつ)】
愛らしい名前で良いね、と盛り上がったのもつかの間、ローマ字で書くと「TOKYO」。山形県で行う事業なので残念ながら却下となりました。
最終的には、昔は徒歩を「かち」とも読んでいたことから、「カチカガク」と名付けました。
「徒歩」「価値」「勝ち」、他には黒に近い藍色を「褐(勝ち)色」と読んだり色んな意味があって、気に入っている団体名です。